そこだったか

何年ぶりかで新幹線に乗りました。
初めての新潟、一泊二日の弾丸観戦ツアー。

とりあえず、なにはともあれ米のうまさに感動。
そして、行ったからには町もぷらぷらしないとね。というわけで、繁華街と噂に聞く古町へ行ってみました。
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ところが、どういうわけかほとんどの店のシャッターがしまっていて、人気がない。人っ子ひとり(ちょっと大げさ)いないのです。

 




なんで? 地方都市の疲弊もここまできてるのか?…
と憂えながら歩いていたら、ようやくなにやら人の気配。



人々が吸い込まれるようにある方向を目指していきます。ぞくぞく、向かっていきます。
一体なにが?



萬代橋にさしかかって見てみると、信濃川の土手に、ン千、いやン万、もしかしてン10万?の人々が密集してへばりついていました。





今夜は新潟まつりの最終日、花火大会だったのですね。
今年の江ノ島花火は1000発ということでしたが、こちらはその10倍、10000発だって。
とてもその土手の人ごみに割って入る気にはなれず、聞きしに勝る妙な味「みかづき」のイタリアン(なんかね、太麺の焼きそばみたいなものにミートソースがかかったもの。カレーイタリアンやホワイトイタリアンもあるらしい…)を食べた後、レインボータワーの観覧席から花火見物。
たった10分の地上遊覧でしたが、花火も見えました。
穴場かも?
 




さて、目的のジャパンユースINニイガタサッカー大会のほうは、室蘭大谷中京大中京、盛商、奈良育英など強豪古豪が各地から、小さなマイクロバスに数時間から一晩揺られてどこも強行軍で来ていました。なかには、沖縄インターハイからそのまま東京で一泊して新潟入りしたチーム、新潟のあとそのまままたどこぞの大会に行くチームなども。
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赤×白のユニフォーム盛商は3年前の選手権優勝校。ユニ脱ぐとすごいガタイ。特に上腕二頭筋
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焼け付く炎天下、少ない木陰に身を潜ませて見ていたら、たまたま同じく木陰を求めて近くにいた方に、「コドモ出てるの?どのチーム?」などなど、達者な日本語でフレンドリーに話しかけられて、しばし高校サッカー世間話となりました。
日本とヨーロッパのサッカーはゼンゼン違う、Jリーグ始まって20年、ヨーロッパは150年…とおっしゃる。
そりゃそうだー、まったくその通り! いろいろ違っていることだろうなあ。
中京大中京のキーパーコーチのその彼、なにやらむにょむにょとたぶんただ者じゃないんだろうなあ〜の煙が漂ってるので、よし、そんなら、そうだ、ここで会ったが百年目、積年の謎を訊いてやれ!
ここぞとばかりに「ヨーロッパと日本、なにが一番違いますか?」と質問をくりだしました。
彼は一瞬考えて、
「カラダ」
「キモチ。勝ち負けに対するキモチ」
と確信を持って答えられました。
やっぱり、そこか。
あたり前だけど、ずーーーっと課題の、そこです、そこ。



注目の中京大中京の宮市くんが見れるかな?と期待していたのですが、来ていませんでした。
宮市くんはアーセナルのテストに行っていて、来週はアヤックスに行く、とは、上記の彼の弁。



さて、彼は一体誰だったんだろう?…と、そりゃどうしたって気になろうというもの、帰ってから検索してみたところ、元トルコ代表、プロで18年、FIFA公認国際GKコーチ・A級コーチのライセンス所持、という方でした。