足でボールを扱うということ

この半年、高校サッカーやら大学サッカーやらを見ていて考えたことは、トラップ、キック、ドリブル、の基本的な技術の大切さです。特別なプレーではなくて、シンプルな技術を、相手の妨害を受けながら正確にできるかどうか。その選手の善し悪しを、ついついそこで見てしまいます。


サッカーというスポーツの最大の特徴は、言うまでもなく足でボールを扱うことです。足は手よりも(大抵の人にとっては)使いにくいものです。なおかつ、足でボールを扱うということは、自然と視線も下がります。


相手の妨害をかいくぐって、いかに攻撃を組み立て、相手ゴールにシュートを叩き込むか?しかも足という、使いづらい、手よりも多くのミスをするであろう道具で。


相手がいない状態でもまともにボールを扱えないのが初心者だとしたら、敵が寄せてきただけでミスっちゃうのが中級。ボールを失わないまでも、寄せられると頭が下がって周りが見えなくなってしまうのも、中級。上級者は、ボールを持ってる自分に相手が一人二人と寄せてくれば、引き付けてから、フリーの味方にパスします。レベルが上がるほどに、相手のプレッシャーもきつく、速くなります。そういう厳しいゲームで上級のプレーが出来る選手はそうそういません。


トラップ、キック、ドリブルという基本的な技術を、いかに正確に、確実に、しっかり身につけているか、が鍵を握ります。どの競技、どの世界であってもそれはおそらく同じだと思います。


さて、てびサルに来ている小学生や中学生は、そのことを意識しているんでしょうか?


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