本当の実力

ヨルダン相手の大量点よりも、昨夜の本田→栗原の得点の方が嬉しかったです。オーストラリアのパワープレーを凌いでの先取点。南アでのカメルーン戦を思い出します。そこそこの相手に大量点をとって、それで浮わつかずに、今日の試合のような状況(審判やピッチや、ホームの相手の猛攻)の中で、しっかりと勝ち点1を取った事は評価できると思います。


ただ、EUROを見ていると、いくら日本が強くなったとは言え、世界のトップはさらにその先を行っている、と思わずにはいられません。W杯で日本が前回大会の成績を上回るには、スペイン、ドイツ、オランダ、イタリア、フランス、の次くらいの実力を備えていなければならないのです。ここに、ブラジル、アルゼンチンも来る訳ですから…。イングランドにも、勝たないとだめなんです。ポルトガルにも、ウルグアイにも、パラグアイにも借りを返さないと、ベスト8には行けない訳ですから。
そういうことを見据えて、今の日本代表は戦っていると思います。


関東大会でいい結果を出しても、自分たちの実力を見誤らない。それは選手が一番良くわかっている事です。




関東大会の写真です。なんか、ずっと前のような気がします。私の場合、試合中はゲームに入り込んじゃうんで、ろくな写真が撮れてません。まあ、しょうがないです。(写真の並びは時系列ではありません)
このチーム、得点すると、ダッシュで応援席に向かって走って行くんですよね(どこでもそうか)。インターハイでも、またこんなシーンを見たいです。
























10日、私は早起きしてEUROのドイツ×ポルトガル戦をテレビ観戦。午前中は秋葉台で清流一年生×ベルマーレ小田原ジュニアユース戦。
帰宅後、地元の穴場で息子二人とシラス丼を堪能した後、深沢中で行われた、深沢中×腰中の練習試合を観戦しました。
近い将来、高校年代の試合を戦う世代の試合を見ながら、いろいろなことを考えました。

基本的な技術は当然あって、更になんらかの武器を持っている。その武器を、厳しい状況下でもコンスタントに出せる。その武器がどれほど高いレベルにあったとしても、チーム内で与えられた役割をこなせる(必死に戻ってボールを取り返そうとした今日の本田のように)。そういう選手は使われるだろうなあ、と思います。

アスリートとしての心構えを踏まえている。誰とでもコミュニケーションがとれる。(理不尽な事も含めて)現実を受け止めることができる。そんなことも大事になってくると思います。

あまりサッカーを知らない大人とかは、勝つ事と、点をとる事にばかり心を奪われます。だから、少し強い相手に点が取れなかったり、負けたりすると「あいつ、今日は調子が悪い」という捉え方をします。
パスもドリブルもファーストタッチも、強い相手の中できちっとできてこそ、使える技術です。カラーコーンをスイスイ抜いてったり、ただつっ立っているだけの子を何人抜いたとしても、それほど意味はありません。強い相手に対して、自分の持っている技術が通用しなかったら、それは、飛躍するチャンスだと思って、具体的に対策を考えて、次に向けて練習をするべきだと思います。

清流のインターハイ予選が始まります。
さあ、行こう。