あと2試合

高校サッカーというと、大抵の人がイメージするのは、あの「お正月のテレビでやっている選手権」ではないでしょうか。
多くの試合やチームや選手が、テーマソングとともに記憶されているかもしれません。
確かに、あれは高校サッカーの晴れ舞台。負けたら引退というわかりやすさと、負けたチームの感動的な「涙のロッカールーム」で、記憶に刻まれます。



しかし、今や高校サッカーは選手権だけではありません。
親の世代には「選手権」をハイライトとしていた高校サッカーですが、ここ数年、リーグ戦が整備されてきているのです。
神奈川県では現在、KSリーグをトップリーグとし、その下にK1 リーグ、K2リーグ、K3リーグが位置しています。これらU-18リーグは、高校だけでなくクラブチームも参加しています。
1年間かけてリーグ戦を戦い、その結果で毎年昇格降格の入れ替えがあります。KSリーグの1位は、その上に位置する関東プリンスリーグへの昇格戦に参加することが出来ます。(プリンスリーグの上には、プレミアリーグもあります)



今年度のプリンスリーグに神奈川県から参加しているのは、桐光学園横浜Fマリノスユース、川崎フロンターレユース桐蔭学園(以上関東プリンス1部)、横浜FCユースベルマーレユース(同2部)の6チーム。プリンスもあと2試合残っていますが、現時点で既にベルマーレユースはKSへの降格が決まってしまっています。



関東大会県予選、インターハイ県予選、選手権県予選といった大会は、県内の200弱の高校チームから、負けたら終わりのトーナメントを勝ち抜いてただ1校が優勝します。
一方、KSリーグは1年間かけて10チームがホーム&アウェイで戦います。つまり、その優勝チームは、神奈川県の年間王者ということになります。そして、プリンスリーグへの昇格戦に臨むことになるのです。



選手権県予選が桐光学園の優勝で終わり、あの「お正月のテレビでやっている選手権」(全国大会)を待つばかりとなっているので、それ以外のチームはみんな引退したの?と思っている方もいるようですが、いえいえ、KSリーグはまだ続いています。
それどころか、ますます白熱しています。
17日は嵐のような土砂降りのなか試合が行われ、藤沢清流5−2淵野辺 と、勝ちました。それにより、藤沢清流はKSリーグの単独トップに躍り出ました。
しかし、2位の2チームとは1試合分の差しかないので、まだまだわかりません。
あと2試合、ますます面白くなってきました!

(A)



18日のてびサル  参加24、コーチ1