エンゲル#2 Mの戦略
味覚が決定するのは、3歳までとも、5〜6歳までとも、聞きます。幼児期に決まってしまうというのは、ほぼ定説のようです。
ハンバーガーのMが販路拡大につき、とった戦略は、子どもをターゲットにすることだった、と言われます。
商品ラインナップ、味、セットやおまけ、キャラクター、内装などを子ども向けにし、子どもを店に引き付ける。子どもは単独では来ません。親と、つまり家族と来るので、販売数があがる。
しかもそれよりむしろ、こちらです。子ども特に幼児期の子どもに味を覚え込ませる、するとその子は大人になっても食べに来る、更に自分の子どもが出来るとその子どもを連れてやって来る、そしてその子どもに味を覚え込ませれば……もう輪廻、もうネズミ算です。
世界中の子も親も、見事、Mの術中にはまっているわけですね。
ということで、好き嫌いをなくすのは6歳まで。
6歳までは最大限努力(←ここは放棄しちゃいけません)、それでだめだったら望み薄です。
そうなってしまったら仕方ありません、それのかわりを見つける。
ブロッコリーがだめなら、ほうれん草でもにんじんでもカボチャでもトマトでも、ほかの緑黄色野菜をとればいい。ほかにいくらでもあります。食べられるものを食べて、栄養素が確保できればいいわけですよね。
必要なのはバランスのとれた栄養であって、全ての食品をくまなく食べることが重要というわけではないので、なるべく嫌いなものがないようにと気は配りますが、高校生くらいともなればもはやそこに費やす労力のほうがバカバカしくなってきます。
好きなものならがんがん食べる。それなら、好きなものをがんがん食べてそれで足りない栄養素をどう補うか?と考えたほうが現実的です。
でも1つだけ、アウェイの僻地でブロッコリーしか食べるものがなかった時どうする、という問題は残り続けますが。
7日のてびサル。
参加15、助っ人5、コーチ2、ギャラリー4。
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