年内に更新できるか?

晦日に仕事をしないでいられるの何年ぶりでしょう?
ということで、行ってきました、ニッパツ三ツ沢。高校選手権の本戦も、なんか久しぶりだなあ。
それにしても、どうして、この大会はこんなに集客力があるのでしょうか? 第一試合は、地元座間高校(清流を破った日藤を破った座間です)の、第二試合には、噂の宮市君のいる中京大中京の登場ということもあるのでしょうが、近くの駐車場はいっぱい。しょうがないのでかみさんを降ろして、横浜駅の方の駐車場に停めて歩きました。

こんなことは、今年の神大の試合では考えられませんでした。
それにしても関東大学リーグは、私が高校生の頃からその注目度の低さは変わっていないような気がします。早稲田の斉藤君は特別かもしれませんが、大学野球大学ラグビー箱根駅伝もそうですが)と比較すると、どうなってんの?という感じです。てなことをぶつぶつつぶやきながら、てくてく駐車場から歩いていました。



座間×香芝戦は、あまり印象に残るゲームではなかったのですが、中京大中京×久御山は面白かった。清流はこの2チームと夏に新潟で対戦しています。かみさんが、木陰で話しかけられたというGKコーチ セボさんはこの方でしょうか?
(その時のことはここ→ http://d.hatena.ne.jp/tebisal/20100811#1281526357 )



ま、ともかく夏の新潟に宮市君はいなかったわけで、その時彼はアーセナルのテストに行っていたわけで、そして、そこの選手になっちゃうんですねー。ベンゲルに「君の家はここだ」と言われたとか…。いや、すごいスケールの話です。

前半はまさに彼の独壇場でした。



噂どおりのバカ速いドリブルで、左サイドをぶっちぎって1アシスト。中に切り込んでってワンツーから1得点。なんか、かっこいいし、あー久しぶりにそのへんのスポーツ新聞の一面を飾る選手がでてきたかなあ、なんて思っていたのですが…。ところが。


前述の新潟で、清流のコーチさんに「京都の久御山って、面白いですよー。明日うちとやりますから、もし時間があったら観てった方が」と言われたのですが、残念ながらそれはならず。しかし、今日は楽しませてもらえました。
最後尾からショートパスで前へ運んで行くスタイルです。ボランチの14番を経由してトップの11番や、トップ下の23番に縦パスがバシバシ入ります。そこから、もう一度14番に落としたりして、右の20番、左の10番に展開。宮市君のようなぶっちぎりタイプではなく、細かいタッチのドリブルでスイスイとかわして行きます。

全く予備知識がないので、どんだけ有名な選手なのかはわかりませんが、14番足立君のミスが少なくテンポの良いパスの配球は、観ていて気持ち良かった。10番坂本君は、イニエスタのようなドリブルです。







密かに恐れ入ったのは、GKからの配球が、全てDFへのスローやショートパスだったことです。そこいらの小学生や中学生が、後ろからボカスカ精度もなにもあったもんじゃないキックで蹴飛ばしているってのに…。
それから、見間違いかもしれないんですが、宮市君に抜かれたサイドバックのカバーにはいったキャプテンの山本君。対峙しながら、なんかすごく楽しそうな顔をしてたんです。「すげーホンマモンの宮市と一対一やあ」みたいな感じでした。


逆転された後の中京ですが、久御山が宮市君のマークにFW登録の9番をつけた後に、監督の指示で彼を左からCFの位置に変えました。これは、ちょっと解せない采配でした。CFでの能力は知りませんが、宮市君の良さは、足下で受けてからのドリブル。それを生かすのは、やっぱりサイドでしょう。久御山にボールを支配されていても、彼にボールが入れば、一気にシュートまで持って行けたのに。
結局CFに移ってからは、チャンスもあまり作れず、2-4で久御山の勝利でした。


余計なことかもしれませんが、アーセナルウォルコットは控えです。宮市君とどっちが速いかは知りませんが、タイプは同じです。サイドのレギュラーはアルシャビン、ナスリ、ロシツキーら。カルロス・ベラもいる。えらい戦いが待ってるわけです。生き残って欲しい。応援してます。


大会随一のスターが初戦で消えてしまい、日テレ的には痛いところかもしれませんが、私的には良かったです。次負けちゃうかもしれないから、観ておいた方がいいです。皆さん、久御山注目です。



天皇杯から始まって、高校選手権、大学サッカー、W杯と、今年も楽しい一年でした。来年も、てびサル共々よろしく。
新年度は9日からです。良いお年を。

26日のてびサル 参加10 助っ人5 コーチ3




「ところで、おまえら久御山に何対何で負けたの?」この文章を書きながら、「ガキ使」を見て笑い転げている次男に聞くと「4-3で勝ったワ!!オレ、ミドル叩き込んだワ!!」