お盆は、サッカー

出発までは旅気分満点でテンションが上がりかけたのですが、新潟行きの夜行バスは、やっぱりきつかった。ウトウトした程度で、到着までほとんど眠れませんでした。
二日間休む訳にも行かなかったのでこの方法しか考えられなかったし、何せ安い。盆帰りと見られる学生でいっぱいでしたが、労働で疲れたおっさんにはちょっと厳しかったです。



二度めの新潟でのカップ戦観戦。サッカー有名校がぞろぞろ来ていて、楽しいです。



昨年の選手権準優勝校が、アップで鳥かごをやってます。ゲームもちらり程度で見たんですが、感じたことは「パスを受けにきたやつには、ほとんど出している」ということ。
例えば、ボールを持っている自分を追い越すように動いた味方をおとりに使って自分がドリブル、というのがない。まず出してます。前に当てて落とすにしても、サポートに入ったやつへの横パスにしても、出してました。迷いがないと言うか、なんなんでしょう。サポートのポジショニングとかが、かなり徹底されているんでしょうか?プレーの優先順位とか決められてるんでしょうか?そこまで私にはわかりませんが、何にしても、テンポがいいんです。
もちろん、ミスもあって取られるんだけど、後ろで構えている味方も、ボールを再度奪い返す時に、狙いを絞りやすいんじゃないでしょうかね。そんなことを感じました。




ちょっとびっくりしたのが、国見高校を率いて高校サッカー界を席巻した小嶺先生が、また違う学校で現場復帰されていたこと。この方、教え子だけで、日本代表クラスのチームが作れます。現役Jリーガーでは、大久保 嘉人 平山 相太 渡邉 千真 徳永 悠平ら。高木 琢也さん 三浦 淳宏さんら、かつての代表選手も大勢います。写真の左の大きな方は、船越優蔵さん。国見OBです。大型FWとしてヴェルディベルマーレで活躍されていました。現在はアルビレックス新潟の育成部門でコーチをされているようです。 
1993年に日本でU-17ワールドカップが開催された時、監督は小嶺さん。コーチに当時ヴェルディの小見さんがいたような気がします。
その時のFWが船越さん。中田英さんは、あの時はFWだったような。中盤には、財前宣之さん。 日本の若手No.1といえば彼でした。そして、センターバックには松田直樹がいたんです。「歴史を変えますよ」松田がテレビのインタビューでそう答えていました。確かに、あの頃から、歴史は大きく動いたような気がします。



 
お目当てのチームは全体的に低調だったでしょうか?ただ、出発前のフェスティバルから、KSリーグのリザーブ組の台頭が目立ってきたような気がします。スタイルが決まっているから、誰がどこに入るのかっていうのが大体わかります。スタイルが決まっていても、メンバーが変わると、サッカーの雰囲気が少し変わります。勝ち負けも大事ですが、見ている方とすれば、そのへんも大いに楽しみたいところです。



試合と試合の合間に『新潟ふるさと村』というところへ地酒探し。
蔵元がいくつも出店して地酒の販売をしているという情報を入手して、レンタカーを走らせました。いろいろあって、う〜ん、でもどれを買っていいんだか…。はっきり言って私、何を飲んでもわかりません。車なのでもちろん試飲する訳にはいかないんですが、何を根拠に何を迷っているのかわからないままタイムオーバー。自分の決定力不足を痛感しました。
おにぎりとソフトクリームを食べて、会場のアルビレッジがある聖籠に急いで戻りました。
結構距離はあると思うのですが、新潟バイパスというのが県内を横切っていて、20分も走れば元に戻れます。すごく便利。これはやっぱり、あの人の功績なんでしょうか。


(kazu)