smile

仕事をしながら聞いているラジオから流れてきた、DJのことばに耳を疑いました。「次は今週の25位、ビーチボーイズの"Heroes and Villains"(『英雄と悪漢』) !」えーと思って、思わず手を止めちゃいました。ケント・フリックがふざけているのかと思ったのですが、本当だったようです。

ビーチボーイズの「幻のアルバム」と言われていた『スマイル』が先日発売されました。

http://www.emimusic.jp/intl/beachboys/


1966-67にかけて、新作のためにレコーディングされていたのですが、結局完成には至らずお蔵入り。膨大なセッションから、断片的な形で世に出たもの、ブートレッグとして流れ出たもの、セッション音源が公式に発表されたものなどがあったようなのですが、ついに44年の時を経て、一つのアルバムとしてまとまり、発表されたそうです。

私のように、ずーっと、ビーチボーイズを聞きもせずに軽んじていたような者が、あまり知ったような事を書いちゃいけないと思うのですが、04年にブライアン・ウィルソンが、彼名義で『スマイル』を発表していて、今回はそれが下敷きとなって、形になったようです(たぶん)。

'66、'67年と言えばビートルズが『ラバーソウル』『リボルバー』を発表していた時期。そしてビーチボーイズも『ペットサウンズ』を'66に出しています。私が鼻を垂らして、土でダンゴを作ってた頃に、40数年後の今も世界中で聞かれ続けている、ロック史上に残る傑作アルバムが、立て続けに作られていたのです。そして『スマイル』も、もしかしたらそうなっていたかもしれなかったのですが…。

44年前の、ブライアン・ウィルソンの頭の中でまとまりかかっていた形が、どのようなものだったのかはわかりません。でも今回発表された『スマイル』も相当味わい深い作品です。世界中でこれからゆっくりと、そしてずっと、聞かれ続けることでしょう。


ディスク1のトラック1「アワ・プレイヤー」から「ジー」ときて「英雄と悪漢」に入る時のスリルがたまりません。
スマイル

私はCD2枚のデラックスエディションを買いました。萩原健太さん渾身のライナーのある、日本版をお薦めします。ブライアンのメッセージも泣けます。


さて、昨日のKSリーグ。
清流2-1横浜東。
私は見に行ってないので、コメントはできません。少しずつメンバーを入れ替えながら、結果もださなければいけない、という困難なミッションは続く。残り一試合。

にっこり笑えるか?  


11/27 のてびサル 参加/20 コーチ/2 ギャラリー/2